「冬になると、窓際から忍び寄る冷気が辛い……」 「暖房をつけているのに足元が冷えるし、電気代もバカにならない」
そんな悩みをお持ちではありませんか? 今回は、賃貸住宅でも原状回復が可能な「窓の冷気対策」を2パターン実践してみました。
「とにかく安く、今すぐやりたい!」という方から、「見た目もこだわりつつ、しっかり断熱したい」という方まで、費用・効果・手軽さを徹底比較します。
結論:あなたに合う冷気対策はどっち?


今回の検証結果をまとめました。
| 対策方法 | 費用 | 見栄え | 断熱効果 | 手軽さ |
| ①100均断熱シート貼り | 約220円 | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ②ホムセン自作二重窓 | 約1,000円 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
①がおすすめな人: 見た目は気にしない!とにかく安く、10分で終わらせたい。
②がおすすめな人: 部屋の雰囲気を壊したくない。窓の開け閉め(換気)をスムーズにしたい。
知っておきたい「断熱」のキホン
なぜ窓を塞ぐと暖かくなるのでしょうか?
窓付近は外からの冷気が侵入して床に溜まり、暖かい空気が天井に移動します。この空気の流れが繰り返されることで部屋が冷えていきます。
画像:ガラス屋ミーアより引用
これを防ぐには窓辺に「動かない空気の層」を作ることで、室内の熱が外へ逃げないようにすることです。今回のDIYは、どちらもこの「空気の層」を作ることを目的としています。
実践1:【制作10分】ダイソー断熱シートで格安・手軽に冷気封鎖
とにかくコスト重視!隙間風を物理的に止める方法です。

【準備するもの】
| アイテム名(リンク有) | サイズ・詳細 | 購入場所 | 価格(税込) |
| 窓ガラス断熱シート | 900㎜ × 1800㎜ | ダイソー | 220円 |
| マスキングテープ | アクリル系粘着剤 幅:24㎜ | 各所 | – |

【作り方】

1. 断熱シートの準備(カット)
窓枠のサイズに合わせて断熱シートをハサミでカットします。このとき縦幅横幅ともに5㎜程度長めにすると窓枠にシートが重なり、隙間なく貼りやすくなります。
2. シートの仮止め(4点留め)
シートをたるませず、位置を決めるための工程です。
- 下の角(1か所目)
窓枠の下の隅(左右どちらでもOK)に、シートの端をぴったり合わせてマスキングテープで留めます。 - 反対側の下の角(2か所目)
シートを窓枠に沿って横にピンと張り、隙間が空かないよう注意しながら、反対側の下の隅を留めます。 - 上の角(3・4か所目)
下辺がズレないようにシートを上へ引き上げ、シワやたるみを伸ばしながら左右の上の隅を留めます。
3. 全体の本固定(密閉)
仮止めが終わったら、窓枠全体をマスキングテープで塞ぎます。
- 貼り方: 隙間を完全に埋めるため、ここでも窓枠の下辺からぴったりと貼り始めてください。
- 仕上げ: 下辺 → 左右 → 上辺の順で、空気が漏れないよう外周すべてをテープで密封します。
冷気の侵入口は窓枠下がメインなので空気が漏れないように密封。


完成です。総額220円 ※テープ類別
【使ってみた感想】
室内と空気層の温度を測定。空気層の方が2.6℃低く、窓からの冷気が室内に伝わる前にしっかり遮断できていることを確認できました。
また、空気層に手を入れるとひんやり冷たく体感でも冷気を遮断の効果を感じました。


施工はあっという間ですが、「窓の開閉ができなくなる」のが最大の弱点です。換気をあまりしない窓に向いています。
実践2:ホームセンター資材で作る「自作二重窓」で冷気遮断

満足度の高いDIYです。素材に使ったのは、いわゆる「プラダン(プラスチック段ボール)」で紙の段ボールと同様の中空構造になっているため断熱性が高く、ハサミやカッターなどで加工もしやすいため二重窓に適しています。
【準備するもの】
| アイテム名(リンク有) | サイズ・詳細 | 購入場所 | 価格(税込) |
| PPプレート(プラダン) | 900mm × 1800mm ×厚さ2.5mm | コメリ | 198円 |
| フクビミキリ(プラスチック製見切り材) 2個 | 長さ 1820mm (カブセ) | コメリ | 158円 |
| すきまテープ 2個 | 厚さ5mm ×幅15mm ×長さ2000mm | セリア | 110円 |
| 両面テープ | 幅20㎜ | 各所 | – |
| マスキングテープ | アクリル系接着剤 幅24㎜ | 各所 | – |




【作り方】

1. 各資材の加工
PPプレート、見切り、すきまテープをそれぞれ窓枠寸法に合わせてカットします。
PPプレート加工 (元サイズ 縦900㎜×横1800㎜)
ハサミまたはカッターでカットします。厚さが2.5mmあるため、カッターよりもハサミのほうが刃が入りやすく、切りやすく感じました。
- 横幅を半分にカットし、同じ大きさのプレートを2枚作る
カット後: 縦 900㎜ × 横 900㎜(計2枚) - 切り分けた2枚のプレートを、それぞれ以下の最終寸法にカット
カット後縦:900㎜ - 5㎜ = 895㎜
カット後横: 900㎜ - 25㎜ = 875㎜
縦寸法を5㎜短くすることで、後工程でプレートをレールにはめ込みやすくします。
横寸法を25㎜短くすることで、中央のプレート重なりを100㎜確保します。
見切り&すきまテープ加工
- 見切り&すきまテープ長さを窓枠寸法に合わせてカット
カット後:長さ1650㎜
※見切りの切断には、下記写真のダイソー商品「金切りのこぎり」を使用しました。税込110円のため、工具をお持ちでない方はこちらで十分対応できます。 - 見切りにすきまテープを張り付ける
見切りの内側にすきまテープを貼ります。


全体的な寸法図
それぞれの寸法を下図でまとめました。

2.レールを設置
窓枠にレールとなる「見切り」を固定します。窓枠の上下に次の手順で貼り付けます
- 窓から50~70㎜(今回は70㎜)の箇所にマスキングテープをまっすぐ貼る。
- マスキングテープの上に両面テープを貼る。
- 両面テープの上にレールとなる「見切り」を貼る。
窓から50~70㎜離す理由は、窓の間の空気がぐるぐる回る(対流)のを防ぎ、じっと留めておける限界の厚みだからです。 ※AIによる要約


3.PPプレート装着を装着
PPプレートを軽くたわませながらレールにはめ込みます。上側のレールから先にはめ、たわませた状態を保ったまま下側のレールにはめ込みます。
プレートをはめる時に押し込みすぎると両面テープからレールが取れます。なるべくレールにかかる力が垂直(上下方向)となるよう意識しましょう。

ちなみに、PPプレート厚さ4mmの製品を使用する場合は、厚さ5mmのすきまテープを選ぶとちょうど良いサイズになります
4.取っ手をつけて完成
窓の開閉用に取っ手を取り付けます。指先でつまめるものであれば特に制限はありませんが、見た目にこだわる場合は、セリアの「引き出し用つまみ・取っ手」などを使うと好みのデザインに仕上げられます。
ちなみに私は、チョコエッグのカプセルをグルーガンで固定しました。
完成です。総額734円 ※テープ類別
【使ってみた感想】
1,000円以内とは思えないクオリティです。窓の開閉ができるので、日常の換気もストレスフリー。作業スペースが必要ですが、苦労に見合う価値があります。
また、室内と空気層の温度を測定。空気層の方が2.7℃低く、こちらも窓からの冷気が室内に伝わる前にしっかり遮断できていました。


まとめ:窓対策で冬のQOLが爆上がり!
今回、2パターンの対策を比較しましたが、共通して言えるのは「窓際のヒンヤリ感が劇的に減る」ということです。
設置前後の電力量を確認しましたが目に見えて電気代が安くなる…というデータは得られませんでしたが、体感温度が上がることで暖房の設定温度を下げられるため、確実に省エネに貢献しています。
- とにかく急ぎなら「ダイソー断熱シート」
- 長く快適に過ごすなら「自作二重窓」
今回作成したものは全て我が家の窓枠寸法となります。基本的な作り方の流れは同じですので、
ぜひ、ご自宅の環境に合わせて試してみてください。


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